つまるところ。

観劇や演奏会の感想を置いて行く場所。だって青い鳥には推しがいるから。もっと雑多なログもある。 https://utayomichu.hatenablog.com/

180823夜の部メタルマクベス感想。

はいどうも3回目です。観劇用に1.2までくっきり見える眼鏡を作りました。

我ながらちょっと行き過ぎな気がしなくもない。最終週も行きたかったんだけど、流石に夜の部はリピーターズチケット出てなくてなあ……。

ところで前方の座席は、というか前方の座席も?ライブ用の耳栓持ってくことをお勧めします。いらなかったら外せばいいので。

この舞台の夜の部、昼の部から1.5時間しか経ってないんだよな……役者さんすごいな……。今まで1回公演の日しか見てなかったからか残り日数が少ないからか、ちょっと雰囲気が違って楽しかったです。もしかしたら双眼鏡使ってないからかもしれない。

 

 

前座もとい魔女たち。(アタシたち前座?みたいなことを言うんですよ)

マクベスの翻訳で揉める林メタルと森メタル。ウーサンは、って振られて、

アタシ洗濯物干してきちゃった(この日は台風接近中でした)

どうして干して来たのぉ

早く帰りたい(言いかけて腕を引っ張られる)


兵士たちの中に一人、紅の豚おやっさんぽい人がいる……いや服装とサングラスがですね……。

今日のカルピス前回より濃いような。ミルク女の人の腰に水筒みたいなのが差してあるのね。

冠くんの報告「ゴートゥーヘリ!」の下りで、エクスプローラーが敵兵に笑顔で「ごめんね?」って言っててチャーミングでした。まあ首に剣刺してるんですが。


オイル切れのエクスプローラー、ランダムスターに向かってごめん!って手で示すのね。

被せられ続けてキレるランダムスターに

「違います~………ごめんね~……」ごめんなさいじゃなくなってる!気がする?


「万歳マクベスいずれは王になる男」ここの濱田さん本当好き。

声だけで、空気を一瞬で塗り替えるんですよ。ここだけでももう来て良かったって感動する。

座席から拍手が沸く。お、おお、って感じで下を見て、少し屈むようにしてこくこくするのがかわいい。その後お面を幕の外に放ってた、はず。(いつもはお面を色っぽく放ってそのまま降りてくるのだ)

ミュージカルとしてのグレードが上がったような、と言われてやったー!って感じで両拳を上げる濱田さん。

2回目の「断じて若返ってない」では、突き飛ばすというよりぐいっと押しのける感じ?

ヘドバンするときに頭?首?が揺れないようにか、手と腕でしっかり固定してる。

エクスプローラーへの予言、振り付けがいちいち面白い。おもしろくはないがー、と何回も言うのでそんなにいい声で何を言ってるんだって気分になる(好き)


リンスはお湯に溶かして使う、PV見ながらCDを持ってるほうの手を口に当ててた。

インスツルメントよばか!カラオケってことよこのばか!

勢いでベッドに転んだランダムスターの、足の間あたりにどん!と右足を置くのが、夫人の気性の激しさを象徴しているよう。


幕から出てきて、腕を組んだまま寄り掛かっているローズ。

度々顔の向きや姿勢変えてるなーと思ってたら、どうやらマクベスを追ってたみたいです。ストッキングが夫人と同じだ!バラがあちこちに入っている黒のストッキングなんです。どこ見てるんだって話ですが。

山口かバンクォーに詰め寄られて?押されて?きゃっと小さく声をあげていました。

半ケツの刑、悲鳴上げずに冷静に逃げる。わりとドン引きした顔してた。もしかして台本通りだとこっちなのか。

茶番、もとい青春なメンバーのやりとりでいきなり後ろを向くローズ。目元に手をやって……笑いを堪えてる? 胸を軽く叩きながら、ふーっふーっと息(と表情)を整えている。ぱっと振り向いて笑顔でマクベスに近寄る。(乾杯後だった気もするけどグラス持ってなかった気がするので)


自分と似た名前のバンドマン?ギタリスト?ことを「何それ?」って言うあたり、彼女はメタルに興味ないのかもなあ。仕事として質を見る能力は高いけど、好みではないのかも。

シェイクスピアよ、イギリスの劇作家!」の下りちょう可愛い。あまりの頓珍漢さに痺れを切らした感じで。この後に名刺挟んだ文庫本渡すんだから知らないだろうこと検討つけてるのでしょうに。

文庫本の中の名刺を見つけたマクベス「これは何だ!?」

歌舞伎の見得を切るみたいな動きをするマクベス。笑っちゃって台詞が言えてない濱田さん(喋ってるんだけど殆ど声になってない。)大変愛らしうございました。

濱田さんが笑ってるの見られて幸せ。台詞が聞き取れないくらい笑ってるのに「ローズらしい」のがプロってすごい。声は笑っちゃってるけど、吹き出す音や笑い声も入らないからね……。


グラスをもらったところで後ろを向いてくーっと干している。元社長の話が長いの知ってるんだね……。

しれっとした顔で向き直り乾杯の準備(の振り)

乾杯の後は他のスタッフさんにちゃっちゃっと声をかけ、笑顔でマクベスにあの社長~と囁いて去っていく。完全に仕事モードの笑顔だよねあれね。やり手なんだなって伝わる。好き。

立ち止まりもしないですっとグラスを置くのがスマートーって感じ。


乱闘でファンの壁に守られるマクベス、何だかんだ人気なんだよなあ。

マクベスマクベス!と呼び掛けられて出てくる。

すみませんこの辺りの記憶が混乱してるので前後関係違うかも。

 

宴。
短剣を渡した手の指先でランダムスターの肩に触れ、腕を滑らせるように下りて手を握る、あの動作が大変に好き。ランダムスターの手を握って、彼はまだ握った手の形を崩していないのにするりと抜けていくんだ。

王にありがとうございますって言ってるのやっぱり夫人のほうだな。

毎回思ってるんだけど、肉に黄色いものが直撃してるのはいいのか門番よ。

グレコに対してやけに気安く触るなあって思ってたら手を拭いてるなお前!

エレベーターの中でグレコ夫人を口説く門番と、言われたことをわざわざ言う夫人。「こぶつきでも気にしないよ、ですって」

前回は「ちっちゃい声で浮気しよっていうのやめて」だったような。アドリブなのかな。


王の死が告げられたとき、夫人は今回は倒れかからなかった(見逃したのかも?) 背を丸めて嗚咽を上げていた。

銀色のスカーフ、双眼鏡で見るとどうも模様があるように見えるんだよな……。光沢がそう見せてるだけかなあ。

スカーフを外すとき、手の上にすとんと落とすのじゃなくて、肩から滑ち落ちるようにゆっくり外していた。すとんっていうのも好きだったけど、こっちも艶やかで目が吸い寄せられる。

やっぱり王の葬い、ランダムスター夫妻だけ歌ってない。

口を開いて嗚咽するような仕草までしてるのに。

グレコ夫人を支えてるのが女性で、あれ?って思ってたらはけた直後がJrの逃亡シーンだった。王子にナンとお弁当を渡すから、グレコがいなかったんだね。

ここで王子を止める兵士がヤマハくんなのを2部で思い出すとうぐってなります。(グレコ夫人と息子に逃げるよう伝えに来るのが彼なんですよね。)

王子、渡された短剣の柄に口付けるような仕草をしているような。

葬列が一度はけて、また現れるとき、夫人がすごく冷静な表情で前を向いていてぞっとする。他の人は歌いながら嘆き続けているのに。

 

 

新しいギタリストのところ、ローズと音響さんは編集なのか映像なのかずっと気になってる。舞台の空間的には映像なのかなあ。鋼鉄城の地下室と同じ位置にセットがあるのではと踏んでるのですが、どうなんでしょう。


「バンクォー!いやエクスプローラー!」

会話の中でプローラー、って聞こえる気がするんだけど、あれは一幕で言ってた「ローラーと呼んでもらいたいんだがなかなか定着しない」を汲んでるのかな。単に「なあ、」っていうのを空耳してる可能性はある。

 

5年ぶりのアルバムお披露目。

今回のローズは胸のあたりで両手を握る仕草しなかったなあ。1回ナンプラーにしたくらいか。

シマコの息子をフルスイングのグーで殴って「何とか誤魔化せたわ」ってマクベスの肩を抱くのが好き。

周りが一斉に手を横に振って「いやいや」って突っ込むところまでが形だと思うあれは。


バンクォー橋本オンステージ、台詞聞く限りマクベスに怨みなんかさっぱり持ってないんだよなあ。

 


「最初にけしかけたのは、 君じゃないか!」

夫人を床に叩きつけるランダムスター。結構思い切りいきませんでした!?

ごめん!言い過ぎた(やり過ぎた?)って言ってた気がする。

煮詰まるのよ!と爆発する夫人。

トイレにも行けない、友達も呼べない!


キャラメル口に入れられた夫人、「ごめん、言い過ぎた」

すぐ爆発するけどすぐ後悔して謝るんだよねこの夫婦。だからこそ、取り返しのつかないことだと引きずるのかもね。


スウェット姿のローズ、最初に繰り返してたの「まーくん」か!

チキンのバスケットをぱしぱし叩いてるのが可愛い。可愛いんだけど痛々しい。

「落ちるとこまで落ちた人間の歌声にはね、他にはない凄みがあるのよ」だと思う。

マイク構えて歌ってるときだけしっかりした表情してるの本当つらい。好きですがしかしつらい。マクベスも同じ感じなのがまた。

魔女たちの後ろではけるとき、正面向いたまま少し下がって、そこからストンっていきなり見えなくなるのでびっくりする。落ちた!?ってなる。

 

エレベーターを出て数歩歩いたところでどたんっ!と転倒する夫人。双眼鏡使ってるといきなり視界から消えるので本当にびっくりする。手を出してるのは見えるんだけど目をまん丸にしてるから、ほんとに転んだんじゃないか、足挫いてないかって心配になる勢いで行く。


わたしにはマクベスの考えていることがわからない(何を考えてるのか、だったかも)(この台詞のどこかに「もう」が入るんだけど、何処だったか)

「ご自身のことをそう呼ぶんです。王のことはマクベスと」

門番が「ご」まで言ったとき、右手で床を叩いて遮る夫人。4回叩いてた(その後に言い直してました)(台詞は違ったかも)

「王はこの事をご存知なのか?」

「ランダムですか?」「ランダム!?」

「ずーっと地下室に篭りっきりで。空が割れるとか鯨がどうとか譫言ばかり」


腕を組むように身体を抱いて、虚ろに見回す夫人。雨が降り出したことにも気が付けないんだな……。

ここはさむい、地獄は寒い、って蹲ってしまう。

マクベスも、後ろから話しかけるんじゃなくてわざわざ正面に回るんだな……。たぶん後ろからだと夫人が怯えるから……。

マクベス  もうねましょう?」

語尾の伸ばし方がなんとも不安定でほんとにもう。見ているだけで胸が苦しくなる。


エレベーターの扉が閉まるとマクベスは腕を広げ、夫人は抱きついて腕を回す。信頼しているというか縋るようなというか、そんな表情。

エレベーターが下に着いたときにはランダムスターから手を離して、両手を口に持っていってる夫人。

扉を開けるガチャンって音に慌ててランダムスターの腕にしがみつく。

そのまま彼の手を額に押し抱くみたいにしながら顔を伏せる。


夫人が寝室で、ランダムスターが地下室で歌うシーン。

歌い出しが「私の身体は寒さでいっぱい」なんです。殺意でも邪悪でもなくなる。


マーシャルとJrが夫人から顔を背けたのは紳士の対応だって言ったな、あれは嘘だ。

両手でがっつり股間押さえてた。まじか。いや夫人綺麗だけど、声も喘ぐようで仕草も艶やかだったけどまじか。

Jr、父から貰った短剣と自分の身体で電気を流すのが良いですね……。動機は王位奪還でも正義の制裁でもなく、親を奪われた復讐なのだって感じ。その短剣で罪をなすりつけられたんだよね……。

大量殺戮兵器、真ん中に黒々と「神田」って書いてあったぞ。


瓦礫から顔を出すグレコ、気が触れたような笑みを浮かべていて若干、いやかなり怖い。鬼気迫るというか。好き。

カーテンコールのために一度はけるとき、夫人がランダムスターの腰に、ランダムスターが夫人の肩に手を伸ばして去っていく。あそこ本当好き。一部の終わりと似ているのに悲壮さが全然なくて。悪を後悔なく貫いたらこうあったのだろうなあ、て。