基本用途は己が思い返すためのログです。読み返す用なので自分が幸せになれることしか書いてない。いやなんかその、己の単語チョイスがだんだん性癖に忠実になってきたので気になって……全力の讃美です讃歌の勢いです……。
ついでに表現界隈の「推し」個人に対する感情、「すごいものを見せてくれる人」というカテゴリなのでそれも申し上げます……役者さんご本人と演じる登場人物に抱く感情は別……
今日のウーサンアドリブ。
「ねぇ、私たち今回評判いいみたいよ」
「誰が言ってたの」
「誰ってほら、みんな……(手で会場をぱたぱた示している)」
今日は年齢言ってました。年齢のくだり、「ウーサンの(マクベス)は?」に続く台詞からだったか。
「林さん?」のウーサンの声が好きです。あと歌い出しと「フェンダー国とギブソン国、そして新興国の」のところ。
「ESP国が~」で森さん(?下手側の魔女)が「いたっ」って言ってましたね。
「すまないヤマハ、王は勝利の美酒に酔っておられる。手短に頼むぞ(手短にな?)」
グレコやっぱり良い人だなあ。
ランダムスターとエクスプローラーを称える歌、もしかして戦ってる2人も口ずさんでる?歌に合わせて口元が小さく動いてたんだよね。
敵はまとめてゴートゥーパリ!のターン、駆け上がったランディがパリガールと投げキッスを飛ばしあっていた。何をしてらっしゃるんですか愛妻家。
ヤマハくんの報告への返歌、最後「エクスプローラー!」って言った?
エクs、のあたりで一度詰まったので、たぶん王も気づいたんだろうなあ。歌だからそのまま通したんだと思う。咄嗟に判断できるのがプロってすごいなーと思う。
トーカイくんに対して、「言うのか言わんのか言うのか言わんのか(どっちなんだ)!言わんのかい!」
「ランダム城、いやマホガニー城はランダムスターの領地とする!(後半うろ覚え)」
魔女の予言。
ウーサンも首からじゃなくて背中の辺りから頭振るのね。
ムリよー!からコラーゲンの泉で若返ってくる!までの流れ、いつもジャンプして斜面に着地、が入るんだけど(斜めのところに安定して着地するのですごいなあと思ってみている)、今日はま、まー!ままー!みたいな叫びが長く、その勢いのままはけていきました。
濱田さん、今日は後ろを向いて狐面を投げてた。狐面が消えていくタイミングと、ぐっ!と拳を突き上げるタイミング(「女っぷりが上がった!」を受けて)がぴったり。
「「「ヘビィメンタルです!」」」
ヘドバンする前にふーって息を吐いて心の準備するウーサン濱田さん。
はける2人をまって、まってーっ!て追いかける濱田さん大変可愛いと思うんです(今日は1回だった。)
たまにここで、「ちょっと」とか「わたしも」とかを挟むときない?置いてかれるの嫌がるの可愛くない?
今日のエクスプローラー戻り。
(森のなかで?)三日間も彷徨ってたぜ。ありがとうございます!あなたのお陰だ!(さっ!と手を差し出しながら言葉を探すみたいな間)大分県のボランティアさん!
誰だよ!
ありがとうございましたー。
「どうしたんだランディ!」「どこにいるんだよ!」流れを戻すエクスプローラーともうひとツッコミするランダムスター。
「どうしたんだランディ!」「これを見てくれ、」
去っていくうーさん。
「あなた達、今日も楽屋入り一番と二番だったらしいじゃない」
「年取ると無駄に早く起きちゃうのよねえ」
迎えに来るグレコたち。
父ちゃーん!マーシャル!
抱き合う前に殴り飛ばすエクスプローラー。勢い良く転がるマーシャル。
あまりな勢いにランダムスターがたじろいでた気がする。
「あなたのせいだランダム!あなたがあまりにも強いから!」ここでグレコがランダム呼びするんだよね。
ランダムスターのおもしろい顔を誤魔化すエクスプローラー。
「グレコ!」「はっ」「グレコ!!」「はっ」「グレ(計4回やってました。確か。)どんどん追いやるから、最後は立ち上がってばたばたっと斜面を上ってたような。(飛び退ってたかも?)
言われる度に退がるものだから、「帰還するぞ!」の時にはバイクの前まで。アドリブでも、次のつなぎになるよう位置を考えて動けるんだな……プロってすごい。
嫌がる夫人にタイトルを読み上げるヤマハ、小さい子をあやすみたい。
リンスはお湯に溶かして使うPV。
バンクォーを示してコメントしてた?笑ってたような?
この部分、バンドの音圧も日に日に強くなってる気がする。
「すごいもん見ちゃった。(圧がすごい。)すごかったねえ(客席に向かって)」感想を呟きながらてくてく寝室に戻ってきて、その流れで
「すごいね(ヤマハに向かって)」
「なんか、すみません」「うんー」(ゆるっと)
普段はもー!って感じだった気がする。
「「浪人生の館」」
「ひどすぎる」「酷いです」の言い方が好き。
「あなたは強い!でも同時にとっても弱い。優しさが邪魔をして、(記憶から飛んだ。6字か10字くらい)に手が届かないのね(手を伸ばせないのね?)、だれ!」
このくだり、いつもはうさぎを(割と乱暴に)撫で回してるのですが、今日はうさぎとクマの頭を交差させては離ししてました。直截に言うと、夫人それ夜の触れ合いの暗喩ですよね????みたいな感じでした。
それでも「ないのね」あたりではぬいぐるみをぼす、ぼす、と箱に投げ込むんですが。でも初めに見たときはもっと叩きつけるみたいな感じだったような?
ランディのおもしろ顔を真似する夫人、今日は長かったですね。
「ショック!すんごいすんごいショック!」(ランディ(すっごい)すっごいショック!て言うときもある)
と言われてもやめてあげない。
「もう!いいんじゃないかな」濱田さんに手を伸ばして声を掛けるランディ。(いつもは座ったまま、手は上げてない気がする)
ちょっと笑った顔で「そう?」ってちょっと笑った顔で小ちゃく訊き返す濱田さん夫人ちょうキュート。橋本さんも頷いてた。
インストゥルメンタルよばか!カラオケよこのばか!
2回目のところでランディの両肩をどんと押す。尻餅つくようにベッドに倒れ込み、跳ね起きるランディ。
私が歌って差し上げましょう、で乗り上げるところ、捌いたスカートが裏返って腿の付け根まで剥き出しになってた。
わかるでしょランディ
目にも口にも も大歓迎の振りをさせるの
大歓迎、のげの音が高くなったのが本当好き。
できるわねランディ
サングラスを掛けて歩いてくるマクベスをちらりと一瞥して壁に凭れて立つローズ。幕への体重のかけ方が少し浅くて、左を軸にちょっとだけ右脚を組むようにしていました。
艶っぽい。とても艶っぽい。さっすがもう、自分が一番綺麗に見える姿勢がわかってる!好き!
いやその、靴をもいちど確かめようと思ったんですよ。うん。片膝がこっち(左寄りの中央ブロックでした)を向いていて、奥の脚はふくらはぎの筋肉のすじが見えるのが最高に艶やか。靴の確認はできてないです。
腕を組んだままマクベスを目で追っているローズ。口元を引き締めたりへの字にしたりしている。
「ランディ・ローズのローズか?(うろ覚え)」って反応を大人の笑みでさらりと受けるローズ。やだかっこいい。
立て板に水でダメ出ししていくところ、いつもより少しゆっくりで抑揚が大きかった?
ハンケツを言い渡す!「いや、ちょっと!きゃー!」
スタッフさんが間に入って、かな?離れたときには、何この人、とでもいうような表情。気を取り直すようにぴしっと背筋を伸ばす。
バッグに手を掛け、さりげなく反対向きになってたバッグを戻してました。
文庫本を渡すシーン。
「シェイクスピア!? (ゆっくりと、芝居がかった抑揚で)なんじゃこりゃぁ!」
マクベス、よく見るとサングラスがずれている!
………
タメてるな……?と思ったら急に後ろを向いて吹き出した!ぱっと向き直って勢いよく、
「名刺よっ!」噴き出す前に!と言わんばかりの勢いでしたが刺の発音がもう負けてる。
「事務所の名刺っ。スカウととk…(笑って声になってない)…してます(してるの?)(、よかったら)連絡して」最後を早口で言い終えると同時にぱんっとマクベスを引っ叩いた!そのまま手で口を覆って少し俯き、ぷるぷる震えているローズ。顔を上げてもしばらくは口を覆ったまま、肩を震わせていました。
もしかして口元を動かしていたのは笑うのを堪えていたのでは……?
シーンのどこかでキャラメルの歌でやるように頰を舌で押して膨らませもしてて、珍しいなあと思った。
乾杯の音頭待ち、初めは営業スマイルで頷きながら聞いてるのが、だんだん表情を作るのをやめていって、乾杯になりそうなときだけ口元にちょっと笑みを乗せる。
受け取ったシャンパングラス、ついに顔を背けたり体の向きを変えたりもしないで飲んだ。どうしたローズ。
だって嬉しいんだもの! 嬉しいんです!
王子に言うときと王に語りかけるときで口調も声の雰囲気も変わるのが大変好き(トーンは高いまま、一瞬で熱っぽい敬意が籠るのです。)満面の笑みなのに、くるりと身を翻した後のそれには尊敬が汲み取れるのも本当すごい。好き。
今日はこの2つにほぼ間がなかったのに、やっぱり全然違うんだものなあ。すごい。
王子を追いかけてはけるとき、真剣な顔でマクベスを見て、そのまま口元だけをあげる。悪女の笑みだ……!と釘付けになってしまった。
今日はありがとうございます、って言ってたね。
「はあ?短、剣、か、って何、これが短剣じゃなかったら何に見えるの?いも。芋に見えるのこれが、見えるの芋に」
この流れで夫人が己の喉を突きそうな持ち方をすることが多いんですが(前回は合わせて「喰ってやる」って言ってた)、今日はまだ天に向けて構えているところでランディが止めに入りました。
ここのところの、勢いよく刃を振ってぴたりと止める夫人の動きと効果音が好き。
剣を受け取り宣言をしたランダムスターに抱きついて口付けるとき、リップ音が聞こえた。離れるときも。手の甲に唇を落とすときよりも湿った音。
いつもは肩に手を回すランディの腕の中、というか腕の下、彼から見えないところで表情を変えるのに、ランディを見つめたまま、瞳の熱っぽさはそのままに残酷な笑みを浮かべる。目を合わせたまま身体の向きを変えて手を滑らせる。左手でゆっくりとランディの手を持ち上げて滑らせた右手で包み、ゆっくりと唇を落とす。高いリップ音が響く。顔を上げて、勝ち誇ったような笑み。
ここまでランダムスターの目を見据えたままっていうのが!
額をくっつける前、ランディの頰?こぼれ髪?をすくって撫でるような仕草を2回くらいしてた。ここの2人、すごく優しい雰囲気なのです。お使いに行く子供と送り出す母親のよう。
寝室戻る夫人の手を離さないランディ。ランディ向ける夫人の笑顔が、だんだん小さい子に言い聞かせるそれになっていく。今回は「手を、離して」に繋がるところで、つんのめって手すりを掴んでました。ちょっとだけ目を見張っていたような? (いつもは夫人がぴたりと足を止めて振り返る流れだったと記憶している。)「手を、離して」のときには半眼にも見える、呆れがしっかり伝わる表情をしてました。(回によっては、ランディとイチャイチャしてるときと似た系統だけど逆らえない雰囲気がある笑顔をする)
エクスプローラーのげろ、彼が懐から出してるんですね。(ずっとスポットライトだと思ってた)
「あなたここでげろ吐いた?」「吐いた」今回はランディのこの返事がくっきり。
王の寝室から降りてくる夫人、己のやったことの恐ろしさに喘いでいるような感じ。ランディが目に入ったから?声を掛けられたから?手すりを両腕で掴んで声をかける。そこから表情が変わって、少し憔悴しながらもランディに安心してっていうような笑顔を向けていました。背中が冷や汗でびっしょり濡れていそうな笑顔。
王の断末魔。
「なぜだ。なぜだ……。本当の息子のように、思っていたのに……!」
これを聞く夫人の顔がどんどん泣きそうになっていって、最後は嗚咽するように大きく口を開いていた。
そういえば、右端で足をバタバタさせているときも、きゃー!いやー!ダメ、ランディー!って言ってた?
このすぐ後に、やめてー!って言いながら王に近寄って足を掴まれる。誰に対する、何に対する「ダメ」「やめて」なんだろうって言うのが気になっています。もしかしてこの回、原作汲んだのかな。
シスター姿の魔女たちが歌う中、錯乱する夫を見る夫人がどんどん顔を恐怖というか、泣きそうに歪めていく。叫び出しそうというより心細そうな、パニックが伝染して訳もなく怖ろしくなってきたみたいな様子でした。
エレベーターの中、左手でしっかり槍を握っている門番。
おれはパンパンだぞって言うの(やめて、だと思う)
そこまで聞いたグレコが目を剥いて門番の首を締めてた。
いてっ
左手でランダムスターの乳首を狙い(ランダムスターは服の上から手で防御)、右手で二の腕を握りしめるグレコ。ぐっ、ぐっ、と断続的に握り、合わせてランディが小さくいてっ、いててっと言っていました。
ローズの寝間着、首元に青紫の花飾りがあるのね。光沢のある生地で3つくらい?花芯の位置にきらきら光るものがついてるような光の反射のような。
ランダムスターの寝間着、袖のところにキラキラした丸いものが付いている。2つ、縦にならんでた。
グレコから王の訃報を聞いた夫人、顔を歪めて、よろりと前に倒れかけてグレコに支えられる。
「どうして私たちの城で」って言う前に「うそよ、」ってこぼれたように呟いてた。
女性にそっと支えられたりもして。
王の葬いを呼びかけながら、寄り添う妻の肩(腕の付け根のあたり)にそっと手を回す姿がいたましい。力を入れるわけじゃないのだけど、妻と引き寄せるような仕草。ゆっくり頷きあって、今はただ(だっけ?)と続ける。
(全部演技とはいえ)こういう優しい振る舞いができる男なんだよなあ、ランダムスターは。
今日はいつにも増して寂しい後ろ姿でしたね。妻の肩に手を回すランダムスターが壊れやすいものに触れるようにふわりと包むような動きだったからか。いつもは寄り添いながらも自分の脚で進んでいるような夫人が、ランディに身を寄せるようにしていたからか。
王妃の衣装、裏地は黒だ。光沢の殆どない、光を吸い込み反射しない深い黒。
私の声など聞こえない、のところ、うんざりした表情で、やれやれ、みたいな手つきをする。
スピーカーの前に座り込む夫人、今日はふくれっ面もしてなかった気がする。むっとしてランダムスターを見ている。
「いまいましい、いたずらしてやる、えいっ」ここまでがスピーディー。
錯乱するランダムスターにけらけら笑い、背を仰け反らせて大喜びする。今回の夫人、CDばかりの夫にがちトーンのいまいましさだぞ……。
マーシャルがようやく中免を取ったので、遠乗り…………です(小っちゃい声で)
マクベスのほうを覗き込むように見るローズ。そのまま近づいて、どうしたのマクベス、と声をかける。
ローズ、パールのネックレスを着けてるのね。
青いベーシストに向かって両手を上げて、いぇいいぇい、という感じで手を振ってからスタジオ入りするローズ。仲良しだな。
「マクベスあなた疲れてるのよ」「マクベスあなた疲れてるんじゃない?」
いつもがどっちだか忘れてしまったのですが今回台詞が変わってましたね。映像か実写で薄布引いてあるだけなのかずっとわかってなかったんですが、実写なのねこれ。私の脳裏の記憶に残る、マクベスに胸の前で両手をぐっ、とするローズは幻じゃなかったんだ(幻の可能性もなくはない)……!
時間がとまるところ、あんなに微動だにしないのは映像だからなのでは、とどうしても思ってしまうな……。
ローズたちに向かって腕を突き上げるマクベスに合わせて、両腕を3回突き上げてた今回のローズはノリノリだと思う。
我を取り戻してあたりを見回すマクベス。
「どうしたのマクベス、ほら」だったかな、声をかけながら乱れた髪を直してあげる。
動揺が残った表情でテーブルに戻ってきて、グラスを受け取る。片手をグラスの下に添えて、両手で支えてましたね。
バンクォーの話題でナンプラーの肩に触れて慰めるローズ。大丈夫?と言ってるような。
「メタルもパンクスも同じ音楽だ!」そうだそうだ!と力強く頷く。マクベスが続けた「争いは何も生まない!」にも、そうだそうだ!(こっちはさっきほど大きい同意の声はしない)
乾杯してグラスを傾け、これ(このワイン?)おいしい、と呟いてもう一口。あっ、て感じでファンのところに小走りで動く。 ファンの皆さーん。ありがとうございます、お陰様で……
マクベスの一度目の錯乱の後、オレンジの人の肩にそっと触れて申し訳ございません、て言ってた。
挨拶して回って歓談して、その流れのままマクベスに話しかけるローズ。切れ間がないのよね。あそこいつも、パーティのホステス(女主人のほうです)だなあと思う。
「もう(ほら?)座ってよマクベス。あなたが座らないとみんな落ち着かないじゃない」
何を言ってるんだローズ!で振り払われて悲鳴をあげるシーンがけっこうに好きです。聞こえるか聞こえないかの大きさのときもあるのですけど、今回は大きめでしたね。きゃあっ、と声を上げて、思わずといった風にびくっと退がる。
ローズが子供を殴った後も、マクベスはずっと何かに怯えた顔してるんだな。
さあ皆んな用意して!と言った後、くるっと振り返ってマクベス、と小声で呼びかけていた。
「俺はこんなに美すぃー」のところ、腕を上に上げてぱんぱんぱん!と3回手を打ってたローズ、手は鳴らしたけど呆れているようにも見えた。
ギターくんに声をかけられる(肩に触れて呼ばれたのかも)とそちらを振り向き、手の先を軽く握って笑顔で「大丈夫、続けて」と励ます。
マクベスに向き直り、ぱっとマイクに向かって走りながら、
ちょっと、「ストーップ!」
「皆様大変申し訳ございません、マクベス橋本の体調不良により本日のライブは中止させていただきます!」申し訳ないです
申し訳ございません、本日はお引き取りください。
この後も今日のローズはしきりに謝ってた。(ぱんっと一瞬手を合わせて、)この事は御内密に、と言った後も2回くらい謝ってた。
御内密に、の後くらいにナンプラーが(メタル)マクベスは解散だー!と言っていて、その声の調子が「死ぬなんて言ってないよー」と一緒なのが大層こわかった。その2つを同じトーンで言うのか……。
ところでこれは聞き取れているわけではなく殆どは唇を見て判断しているので違う可能性もある。
「帰ったのか」「ええ」のやり取り、振り向いた夫人は左手を握って胸に当てている。
右手を壁について、左手で胸を押さえてたのかな。
「すごいな、君は」から始まるランディの言葉を聞き終わる頃の表情、言っていることがわからないという雰囲気がある。言ってること、というより、なぜそれを自分に言うのかを理解したくないようにも見える。軽く掬うように顎から頰に触れるランディの手に自分の指先を添わせていた記憶。次からかなあ。
グレコのやつ!(だっけ?)から荒れているランダムスター。きゃあっ、と悲鳴をあげる夫人。
その声を聞きながら、項垂れて、顔をくしゃっと歪めてもうイヤ、と呟いている。表情が窺えないほど俯いて、手の平でイライラと何回も頭を叩いて。今にも泣きそう、どころかもう泣いてるんじゃないかって雰囲気。
床に叩きつけられた夫人、痛そうな表情から泣きそうに唇を歪めて。右手で床を掻くように握って、左手でゆっくりと顔を覆う。
ランダムスターの「聞かなかったことにしてくれ……。」を聞いて、力が抜けたようにゆっくり手を下ろすんですよ。悲痛な顔をしているのに。訳のわからないこと(明日、魔女どものところに行ってくる、…)を続けるランディの方へゆるりと体の向きを変えて、スカートを両手でぎゅっと握って、
勝手に!で勢いよく立ち上がる。
勝手に、勝手に!
……勝手にすれば
両手で顔を覆って「ごめん、言い過ぎた」
下ろした手を揃える。ゆるく握った手に手を添える感じ。肩を落とした姿が一昨日かしら、背を丸めて自分を抱きしめてたときよりずっと小さく、ぽつんとして見える。
キャラメルの歌で抱き寄せられても、彼女の表情は憔悴したままで、安らかさは窺えない。多少和らぎはしたように見えるものの、安定を欠いているのが一目でわかるような顔。
両手を包まれて立ち上がるときも、ランダムスターと合わせた目にはすがるような憔悴があって。手を取って、というより手を引かれて、なんですよ。手を離したらそのまま座り込むか、倒れ込んでしまいそうな。
ベッドに腰掛けてランディに身を凭せ掛けても、キャラメルを舐めるように頬が動いても、やっぱり受ける印象は憔悴で。
夫人はもう、安らぎを覚えることはないんだと、ひりひりする程伝わってきた。
駄目つらい、ほんとにつらい。今にも白目を剥いて気絶しそうな表情も背中が冷えたけどこれもしんどい。角度なの?座席からの角度の違いなの?角度の違いなら私もう右側からしか見ない……
幕に隠れる瞬間、最後だけ、ランディにより深く寄りかかって、やっと穏やかな表情になった、ように見えた。安堵を覚えたというより気絶するように眠りに落ちたみたいに見えて、束の間の眠りだろうそれを、休めて良かったって思うよりも痛々しさを強く感じた。
ローズ上履きの爪先に銀色っぽい、光を反射するテープが貼ってありました。デザインというよりは何かの目印なんだろうね。上履きの下に黒の靴下履いてる? タイツの柄かなあとも思ったんだけど、彼女のピンヒールを見たときに靴と肌の色のコントラストが印象に残ってた気がするんだよね。そして化粧の確認をし忘れた。
夢遊病のシーン。
やっぱり化粧変わってる。ルージュが落ちてる。(ベージュ色に変わっている)
じゃあたぶん、チークの入れ方も変わってるのかなあ。あの入れ方じゃ血色よくは見えないもんなあ。
どうしたの、そんなに青い顔して
大丈夫よ。この事を知っているのは私たちしかいない
自分で全部言っちゃうんだもんなぁ!
敵を欺くにはまず自分で思い込むの。レスポールを殺したのはジュニア、レスポールを(何かをぶつぶつと言っている)
私臭いですかぁ? 臭い! お願いだから、水、水持ってきて!石鹸持ってきて!
お願いだから、が少し小さくて、水、からどんどん声量が大きくなる。背を丸めて俯き気味で下からねめ上げるようだったのが、顔を上げて必死の形相で呼びかける。
どんなに沢山の香水でも この(手についた?)血の臭いはごまかせない
風邪、気をつけてね。最近冷えるから
今日はずっと手を身体の前でゆるく握っていた。汚れているから、とでも言うような感じ。
うずくまったまま、ここは暗い、ぽつりと小さく、しかし明確に呟いてゆらりと顔を上げて、雷の音に顔を怯えで引きつらせながら引っ張られるように立ち上がって。「地獄はさむい」
普段はもう一回言うんだけど、今回は一回でしたね、確か。
(「たすけてよ、マクベス…!」っ言ってたこの回でしたっけ別の回でしたっけ。或いはわたしの妄想かもしれない。)(声を上げて泣いていた気もするがこれも妄想かもしれない)
マクベス……
もう、ねましょう?
ああ、そうだな、と答えると、目を合わせたままゆっくりと笑う。
無防備な、無防備すぎる笑顔。目がきらきらしてるし強張りもない、本当にその言葉が(あるいはマクベスの声音が、マクベスが優しげな、あの労わるような顔をしてくれたことが)嬉しかったような、だけど、正気の人間はこんなにも幼く笑ったりはしないんだ……。幼子は、こんなにも淡く儚げに笑ったりはしないんだ……。
マクベスが手を取ると、すとんと表情が消えてしまうのがぞくりとする。
もう恐怖も浮かばず、目を見開いたまま何かを視線で追ったり、がくんと首を後ろに落としたり。夫人も、ローズもどこにもいないんだな、という雰囲気だった。
マクベスを見ているようでも焦点が合ってないんだよ、あの瞳。よくよく見ると黒目が内側によっていて、マクベスまで届いていないんだ。
エレベーターの音に怯えて、飛びつくようにマクベスの手を捕まえて。次の瞬間にはまた表情がなくなってしまうのが悲しい。
ねえ、と、左下、床に視線を落としたまま、溢れ出たようにマクベスを呼ぶ。
たしたし、と素早く(意思の強さ、ではなく病的なそれで)手を叩いて。
夫人の方に振り向いて、感情を抑えた声で「なんだい?」と呼びかけるランディに顔を向けて。ねぇ……おこってる?
ねぇ、と声をかけときにはまだ虚ろな感じなのに、おこってる?を言い終える頃には後悔が滲んだ悲痛な顔で。
有頂天、で振り上げたままの両手をマクベスが掴んだ途端、ブレーカーを切ったみたいに表情が落ちる。
「わたしのせいだ(わ)!」で振り払うみたいな勢いで床に崩れ落ちる夫人、ランダムスターはその右手をやわく握っていて、そこからするりと、こぼ落ちるように手が抜けた。
あのね、(マクベス、)
大きな箱にはお化けがいたの!
こんなこと(になる)なら、小さい箱にしとけばよかった……!
ごめんねマクベス、あたしのせいだ、ごめんなさい、ごめんなさい、マクベス、ごめんなさい……
マクベスの膝に縋り付いて、泣きながら謝り続ける夫人。
「(なあ、)ローズ。君の病気が治ったら、結婚しよう」
ぴたりと泣き止む。身を切るような悔悟が消えてしまったように表情が変わる。投げ出していた身を離すようにふらりと、立ち上がったんだっけか。
「えぇー……?」と。覚束ない、意識が夢の中にあるような声で。振り返るときには、まだ正気の端っこが残っていたような気がしたのに。
いやよ、と続けたときには、もう呆けたようになってしまっていた。
……どうして?
だぁって。あなた、病気だもん。
看病はいや。
見る見る顔が歪んで、自分を抱きしめるようにして、「未亡人になるのは!」「もっといや」
ベッドに倒れ込んだ後も、あぁ、あー、と声を上げていて、腕をばたばたというかゆらゆらというか、虚空に何かがあるように動かしている。
マクベスが布を掛けてあげた下からすうっと手が伸びて、ひらひらと遊んでいた。
歩み去っていくマクベスを探すようにも、彼に手を振っているようにも見えて。
幕からまろびでるように夫人が登場するところ、大好きです。
今回、マクベスのパートでベッドから降りた夫人はくるりと綺麗なターンで回っていた。ふらふら歩いてもう一度回ったけど、どちらもその場からぶれることのない綺麗な回り方だった。ふわっと軽く、夫人が小さく見えて痛々しさや憐れさを覚える動き。
ところでベッドから降りるとき寄り目になっていて(今回の夫人は全体にそういう表情が多い)、狂気に沈んでいるときと後悔に囚われて叫んでいるときが交互に訪れてるんだな、と。
2回目のシャウトはキーが上がる前に一度切れてた。そうだよね疲れるよね……と思ってすみません。シャウトしたらそのまま前に倒れ込み、身体を起こしてベッドの上でふらふら踊りのようなことをして。いつも、何処を見てもいない目を見開いて、何かを掴むように上を見て手を伸ばすんだよな。今日はその後 気を失ったように、ふらりと身体が横に倒れかかったところで幕に隠されてしまった。
ところでここの歌詞、剥いても剥いても魂はない、なんですよね……。
階段を降りて正面から2人(のほう)を見据えるところ、焦点は合ってるのかなあ。横から見たぶんには真剣な顔に見えるのだけど。舞台の正面に走って行ってからJrとマーシャルの方にそれぞれ顔を向ける夫人、王子の方に顔を向けるときは寄り目なんですよね。彼を見ていない。夫人はジュニアをもう見ないんだ……。
マーシャルを見るときは(横目だからそう見えるだけかもしれないけど)寄り目ではなくなる(瞬間はある)ので、やっぱり演じ分けてるんだと思う。
ドレスを捲り上げるときの譫言が喘ぎにも聞こえる声ではある、けど、1幕の閨を見ていると彼女はああいう声の出し方はしないって分かるのでつらさが襲ってくる。あと表情がよく見ると苦悶している感じ。顔だけ見てると、ぎゃー!て叫びをアテレコしてもそんなには違和感ない顔している。(1幕の艶やかさはまあ当然見られていることを意識しているものだからああなのであって彼女本来の悦を剥き出しにされたのだ、と解釈することもできるんだけどそれは己の本当の悦楽はランダムスターといてさえ満たされない、表に出されることもないいう割と救いのない地獄しか結論に来ないので……)
「死ぬならもっと相応しいときがあるだろうに」だったかしら。
パール王が名乗りをあげるときの腰を落としてすっすっと退がる動作、とても綺麗ですよね。高貴さと熟練の高さが現れているようで目を奪われてしまう。
剣を下段に構えて「名を名乗れ!」って言うとき、刀身全体がライトを受けて白く光るところが好き。パール王というか、粟根さんすごいなあって。
ナンプラーに剣を突き立てるときの歌詞、「叱ってくれる人はもういない」だと思ってたんだけど「慕ってくれた人」かな。妻を喪った悲しみの歌だもんな……。
よろしい。ならばゆけ、ランダムスター!
王は涙を堪えるように、揺れる声を抑えていた。(記憶にあったのが、喜んででもいるかのような顔で、勇ましく送り出すようだったのでびっくりした。)あれじゃあ、死んでさえなお彼が裏切ったみたいだ。止まれなかった事を嘆いているみたいだ。
可哀想に、あれじゃあランダムスターは自棄にすらなれないじゃないか。
今日は「俺の魂はお前の一族の血を吸い過ぎたからな」でしたね。
ローズ(幻覚) が笑んでる!目元を細めた穏やかな、でも毒を孕んだ微笑み。
ところで、ランダムスターの「へたくそぉ!」が好きです。
1回目のいぇーい!にはけるとき、口元というか目の下に手を遣っていて、感極まっているようにも見えた。
そういえば2回目の登場で段をぴょんと飛び越えるの、しなくなったなあ。