濱田さんが出るっていうから。
ドラムの音が苦手なのに我ながら思い切ったもんだと思う。
その結果。
その場でリピーターチケットキメてきました。
だって濱田さんが!可愛い!
この舞台の彼女の役柄は可愛いだけではなかったんですが、私にはあいにくこれを適切に表現する語彙力がない。
あと弁解するともちろん劇全体が面白かったから2回目キメました。濱田さんしか観ていなかったわけでは…あるな。彼女が出てるときはフォーカス濱田さんだったな。でも観てたよ。橋本さんかっこよかったし門番に泣いた。
アフタートークがめっぽう愛らしかった。
デスノのときも思ったんだけどこの方は本当に愛らしい人当たりをしている。
劇団でやることについての話題で(初めてのはずなのに)懐かしい気持ちだったってお話なさっていて、「居心地良さそうだったよね!」って膨らませる橋本さんに「皆さんほんとに優しくしていただいて」って返していらっしゃるところとか。
そういうところが好きです。
しきりに「皆さん優しくて」「やさしくしていただいて」って仰っててそういうところです可愛い。基本が善性。
トーク中は笑顔なのに、いのうえさんが話しているときはすごく真剣で、口元の笑みが消えているのが素敵です。橋本さんが同じ角度で同じ真剣さで聞いているのを夫婦のシンクロって思ってみていました。はい。
好きな曲は何か、という内容で旦那さまが歌ってる一曲目(綺麗は汚い、ただし俺以外)を挙げていらっしゃり、その理由が「旦那(橋本さん)がかっこいいから」なのが素敵でした。裏で毎回観ている、歌ってる。テンション上げて出てくる、ってにこにこしてるのが可愛い。「うちの旦那は今日もかっこいい」って旦那さん大好きな妻みたい。いえ妻役なんですが。
夫人は(特に一部の夫人は)好きって感情以外のものも覗かせるので、旦那さん大好き!かっこいい!ってお話される姿が眩しかったです。
書きながら思ったけどあの夫人は夫人で旦那が盲目的に好きだな……そうでなきゃあのバカップル全開のはしゃぎっぷりは出ないな……。
直前まであの雰囲気なのに企ての話になるとひっくり返すように別の面をのぞかせるから、何を考えてるのかわからない印象を受けるんだな……。
そういう点ではローズめちゃくちゃわかりやすいな……。観てるときはストーリー追うのに夢中だったけど、思い返すとどのシーンからマクベスと付き合ってたのか邪推できるもんな……。
ローズはもう純粋に可愛いです。こういう自分の顔と能力に自信のある女性大好き。自分をどう見せるかをばっちり意識してる良い女が己のツボなの初めて知った。嫌がらせとかマウンティングとかしないんだよな、する必要がないしメリットもないから。
それだけに後半が痛々しくて見ていられなかった……見てたけど……。チキンがマイクになるのめっちゃ面白かったです監督……SAN値ごりごり削られました……。
ローズは絶対行きつけの美容院やネイルあるでしょ…仲良くしてる店員さんが彼女の様子に心配してる間にふっつり来なくなるパターンでしょこれ……。睡眠不足も心労も髪や爪にばっちり反映されるからな……体調や精神ぼろっぼろなのに本人がいつも通りをしてみせるから余計に痛々しいパターンでしょ、指摘したら折れそうで言えないやつでしょ……。
ここまで書いてどんなにか夫人とローズ中心に追ってるかがわかってきましたが他の場面もちゃんと見てます。
顔に出るランダムスターが笑顔をなくしてお喋りな親友が喋らなくなった対比がごりごり来るのでおすすめです。かけがえのない盟友を失ったのはランダムスターだけじゃないんだよな。
レスポールJr.がお好きな人は夫人の最期のシーンで彼がいきなり背を向けた理由を考えると大変楽しくなると思います。彼は礼儀正しく騎士道をもった紳士だからこそ間に合わなかったんだよ。敵だと割り切って睨みつけていたら気がついただろうにね。