つまるところ。

観劇や演奏会の感想を置いて行く場所。だって青い鳥には推しがいるから。もっと雑多なログもある。 https://utayomichu.hatenablog.com/

マタハリの(おそらく首相が主宰の)レセプション

パーティ会場でのラドゥーくんの話をするし記憶ログの出力をしたんですが(こういうわちゃっとした場面でオフマイクを見て読むのが趣味なので。たぶんセリフは2人共通。)あまりに長かったのでログだけ別の場所にしました。ひと言でいうとラドゥー大佐、キャサリンへの扱いがぞんざい。


そういえばレセプションの主催はたぶん首相でした。先頭に立った彼が全体に挨拶して、控えていたキャサリンと、隣のラドゥーを紹介する。
それを受けての大佐、初めの招待客に「ようこそいらっしゃいました」って言ってたと思うんだけど、26日だったかな、そのとき聞いたのは「ご無沙汰しておりました」だったような。オフマイクなんだけどなんかごぶ……って声が飛んできた気がして……。
2人目の客にも何か言ってるんだけど毎回見逃す。こっちの客のが仲良しなのか、挨拶の後にちょっと談笑して盛り上がってたような気がする。ダンスのときと混ざってるかも。

あのねところでラドゥー大佐、どちらもここでは手に唇落とすときリップ音を立てるんですけどね。加藤ラドゥーはマタハリにも音を立ててキスするんですよ、田代ラドゥーはマタハリにだけしないんですよ……柚希マタにはリップ音立ててた回もあるんだけどしなくなってて、何その特別……。*1

ラドゥー大佐が首相の飲んでるお酒(1人だけグラスが違う)を褒めて、それを見ていたキャサリンが氷に刺さってるボトルを持ち上げて飲む?って仕草をするんですよ。従順ないい*2奥方じゃん。談笑してた大佐はキャサリンに目を向けてそれを片手で制するし、田代ラドゥーは配信のとき「いらない」*3って言ってておっまえ……。ラドゥー大佐さあ、こういうときキャサリンに愛想笑いしないんだよね、厳しい顔してるわけでもないんだけど、無関心というか社交辞令的な微笑みがないの。ノーサンキューのサンキューがない*4。それ見てた首相が手でダンスはどうだいって感じで促し、キャサリンと目を合わせてエスコートして踊り始める。

エスコートしてるときや踊り始め、ターンする彼女を受けるくらいまではキャサリンに意識を向けてるんだけど、キャサリンの頭越しに首相に目配せするし(これ田代ラドゥーだけ?)彼女を前に置いて踊りはじめたら他の客に気を取られて目線がそっち向くし、近づいてきた男から庇うように引き寄せて踊りが止まったのはまあ……にしても、他の男性客がふざけてるのを見ながら一緒に笑ってるし(これも田代ラドゥーだけかもしれない)、いや全然キャサリンに気がないな……? お客の女性にもしてた紳士的な(社交儀礼的な)エスコート以上の感情が見えないぞ……?

キャサリンが言ってた「あのブロンドの〜」はラドゥーがそっち見てたからなんですよね。キャサリンは後ろにいるラドゥーの視線や意識が逸れたのに気づくのに、ラドゥーはそれもあんまりわかってない。なんでキャサリンがご機嫌損ねたかわかってないでしょ。どっちの大佐も。

田代ラドゥーは踊りながら余所見してるのをなじられて「ごめん」って素直に謝ってましたからね……。ちょっと困った顔でなだめるようなジェスチャー、そこだけ見ると悋気に対応してる夫っぽいけどラドゥーくんも悪いよあれは……。悪気や浮気心はないんだろうけどだから余計に残酷なやつだよ、元々関心が薄いってことじゃん。ちょっと後の「求めるから生まれるのさ」「それじゃ哀しすぎる」で面食らったように一瞬きょとんとするの、キャサリンの言葉がわかってなくてそういうところだぞ……この大佐はそこがいいんだけどさ……。

怒って離れたキャサリンのためにシャンパンを取って近づき、妻の当てつけるような言葉にも仕方ないなあって顔して気を取り直して優しげな笑顔と仕草でグラスを差し出すのはいい夫みたいなのにな……あれどっちかと言うとため息ついて受け取り、仕切り直して乾杯に応じるキャサリンのほうが大人なんだよな……。

乾杯のあと、ラドゥーは彼女に向いたままなのにキャサリンは90°向きを変えて飲んでたの見ました? ラドゥーくんそれさえ目を閉じて見てないのも。仲睦まじく見せるべき社交の場でくらいも少し妻に関心を持とう? キャサリンも夫の無関心わかってるからやってそう……。それはそれとして目を閉じ片手を背中に回し、涼やかにシャンパンを飲む姿は大変に絵になってございました。加藤ラドゥーも田代ラドゥーも。

自分に全然関心なくて雑談に笑ってる夫にも黙って腰を抱かれてパパのところに戻ってくるの、キャサリンよく我慢してると思うよ……。それはそれとしてこの場面のキャサリンの従順さを見るたびに、後の「女が意思を持つのは危険だ」を思い出す。

加藤ラドゥー、社交の場を涼やかに完璧にこなしていながら、首相の言葉に共感しながらもマタハリの勧誘を朗々プレゼンしながら、ひとりになると彼女に想いを馳せてぼんやりしてるのが恋をしている人間のそれだなあと思った。恋をしていて、その自覚がまだないから思い募らせて悶えることもない、気の漫ろな感じ。なんで一人の時間が欲しくなったのか、彼女が出てくるかもしれないほうが気になるのは何故なのか、もしかしたら気にしている自分のことも、よくわかってなさそうじゃない?
首相の焦りや憤りに共感して「わかっています!」って言いながらマタハリのプレゼンは涼やかにするの、大佐業がそこそこ肌に合ってそうで好きです。キャサリンが上がってきたから会話を打ち切るのを目だけで伝えるの、交渉に慣れてそうだなあと思った。*5

田代ラドゥーにはなんとなく、消耗してるんだなあって印象を受ける。バルコニー(だよねたぶん)に上がりながらカフスのボタンを外し首元を緩めて(全部仕草だけ)ってしてるのとか会場を見下ろしながら焦りを浮かべているのとか首相が去ったあとベンチに座り込むのとか、たぶんそこら辺の印象。首相に声をかけられたときの反応にラグがある(振り向いて、首相に気が付いてぱっと身を翻すかんじ)のもかもしれんけど。キャサリンに「だいじょうぶ」って言い置いて離れてくのはひと息つく時間がほしかったのかなーと。(つまり妻といるときのラドゥー大佐は気の休まらなさそうと思っているんだな自分)
と、思っていたんですが、いやでもあそこでウインクかます余裕あるならまだまだ大丈夫なのかな……って配信みて思った。ラドゥー大佐より首相のが上手にウインクしてるのコミカルで面白かったですね。

キャサリンが言い放った「女優の皮を被った売春婦よ!」が(経歴として)その通りでそうね!?ってなる。誰かから聞いたわけじゃなさそうだし勘なんだろうけど。「そんなこと〜」って言ってるけどあの時点でその事実をご存知ですよねラドゥー大佐? 加藤ラドゥーは窘めるような、田代ラドゥーは驚いたような顔してた記憶があるんだけど違うかもしれない。

階段下りながらジャケットをぱん、と整えてる(田代ラドゥーは途中からしなくなった)加藤ラドゥー大佐、気を取り直してキャサリンのご機嫌取るつもりだったのかな。一足先に下りたキャサリンはパパと話して夫を見もしないで立ち去るけど。首相の目くばせと手の動きで追いかける意思がふっと消えるのひどい夫だよ(好きです。)マタハリがパーティに出てくるのをしばらく待ってたのも含めてひどい夫だよ(好きです)
このときの加藤ラドゥーが切なげな、初恋なんだなみたいな目をしててオタクはテンションが上がりました。ほころびかけた蕾のような雰囲気、かわいいよね。田代ラドゥーはよくわかんない。焦れているような表情。お仕事で表でも挨拶しときたかったのかもう一目見たかったのか。

*1:リップ音から続く吸気音が執心の強さのようでうわぁ……と思っていたんだけど気にされてたらすみませんと配信のカテコ挨拶で思った

*2:これは献身的で従順で都合の良いという意味

*3:「いや、」って言ってる回もあった気がする

*4:追記.愛知の田代ラドゥーはちょっと考えて「だいじょうぶ、いらない」って言っていました。ノーサンキューのサンキューがあった。えらい

*5:田代ラドゥーは軽く手で制する。目ざとさと首相への距離感が好き